986ボクスター
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タイマツカーオプションイチ押し
「986型ポルシェ・ボクスター」
「偉大な兄」の影に隠れた初期型モデル
タイマツカーオプションでは様々なスポーツカーを取り扱っておりますが、その中でも一番力を入れているのが「986型ポルシェ・ボクスター」です。986型ボクスターとは、1997年~2004年までに製造された、初期型のボクスターのことです。実はデビュー当時から今まで酷評され続けたモデルでして、「ポルシェじゃない!」「涙目ライトが最悪!」「クオリティーが低い!」などなど、各メディアや古くからのポルシェオーナーからは全く認められていませんでした。車好きな皆様でしたら、そんな認識をお持ちの方も多いかと思います。
では、何故そのように捉えられてしまうのか??答えは、「偉大な兄」ポルシェ911がいるからです!「70年もの伝統を持つ911」「リアエンジンの911こそポルシェ」「質実剛健に作られたポルシェは911のみ、ボクスターは廉価版」と言うご意見です。
確かに911シリーズは、世界的に見ても素晴らしいモデル。70年もの長い間、基本のレイアウトを維持しており、誰が見ても一目で「911」だと認識できます。では、ボクスターは本当に粗悪なモデルなのでしょうか??
「986型ポルシェ・ボクスター」の魅力とは?
1997年当時、600万円程度で販売されていたボクスター。同クラスのBMWZ3やメルセデスSLKなどと比較してみた場合、「決して値段とのバランスは悪くない」「600万円にしてはオーバークオリティなほどの作り」「確かに内装はチープかも知れないが、それは911も同様の話」「ノーマルのままでも、トラブルなくサーキット走行を楽しめる」「オープンカーとしての気楽な楽しみ方もできる」「前後2ヵ所にトランクがあり、実は収納能力も高い」など、「偉大な兄」との比較をやめれば、途端に良い車として評価できるようになります。
とは言え、私自身もポルシェセンター在籍時代は986ボクスターを卑下していたことありました。しかし、5年前に16万kmを走った986型2.5リッターボクスターを36万円で譲って貰い、油脂交換のみでサーキット走行をしてみて、認識がガラッと変わったのです。
ボディ剛性・ブレーキ性能・ハンドリング性能・耐久性のすべてが想像以上に良く、お値段以上に楽しめました!これはもっと広めなければ!と思い、少し動いてみたのですが、当時はまだまだ986ボクスターの良さに自信が持てず、途中でめげてしまいました。 しかし、新型のボクスターは4気筒をターボ化、マニュアルギアモデルも減少する一方、車両重量は増加の一途をたどる今、見直されるべきは986型ボクスターなのではないか?と考えました。
当店では、2013年以来ずっと、986ボクスターでサーキット走行を続けております。アイドラーズの中でボクスターカップを立ち上げてもらうきっかけも作りました。地道に活動を継続したことが実り当店で986をお求めいただいた累計実績も、相当な件数となりました。分母が多いので、故障の発生箇所も大概予測ができるようになりました。納車後もしっかり責任を追えるだけの経験を積んだ今、タイマツカーオプションは改めて「986型ボクスター」を推してまいります!